私たちは自分を愛するために生まれてきました。自分が自分の味方をしてあげないで、何をよしとするのでしょうか。何があろうと他人から言われたことがすべて正しいとは限りません。
心理学、医学、ビジネスの分野において、自己肯定感について様々な研究が行われていますが、それでも現代社会には低い自己肯定感に苛まれている人がいます。今回は、自己肯定感が低くなってしまう理由とその対策についてご紹介しています。
01.間違った目標は負け癖をつける
私たちは成長しようと高い目標を掲げ努力します。そして真面目な人は目標が高すぎるがゆえに失敗という味を学んでしまうのです。もしくはゴールにたどり着いてもすぐに別のゴールをすげかえて、新たなゴールを目標と呼び始めるのです。これでは区切りをもって達成感を感じ、努力した自分を肯定できるとはとても思えません。
間違った目標は負け癖がつきます。成長したい場合には、自分の身の丈に合った目標を設定する必要があります。むしろ真面目なあなたには低すぎる目標が望ましいのかもしれません。
自己肯定感を感じるためには小さくても成功体験がとても重要。積極的に自分を誉めましょう。たとえしっくりこなくても、口に出すのが気恥ずかしくても、自分で自分を認めてあげることは確実に自分を健全にしてくれます。
02.インプットとアウトプットのバランス
何かを学ぶこと、つまりインプットだけが成長ではありません。インプット重視の状態を続けていると、学ぶために自分に無いものを探し続けてしまいます。
また、反対にアウトプットだけの時間を過ごしていると擦り切れてしまいます。いわゆる燃え尽き症候群というものです。
インプットとアウトプットのバランスを取るようにしましょう。学んだ事を使って成果を出す、そんな健全なサイクルが作れると自分の中で好循環が作れるようになります。
03.苦しんだ分だけ成長できると思い込んでいる
苦役や陰徳もひとつの美徳ですが、苦しむばかりがすべてではありません。自身が成長するためには場数や経験は必要ですが、それが苦い経験である必要はありません。
自分を認めることはいつだって出来ます。そこに必ずしも苦労が必須条件ではないのです。自分の首を絞めてばかりでは精神的にすり減ってしまいます。
苦しんだ分だけ成長できると盲目的に信じるのではなく、自分の努力の成果をじっくりと認めてあげましょう。
自分は自分の味方でいる
自分のために自分がいます。誰が何と言おうと関係ありません。自分だけは自分の味方であることです。
鏡に向かって自分を誉めてみましょう。やってみるのとやらないのとでは結果は大違い。何気ない一言で傷つけられることが多いのなら、何気ない一言で自分を肯定して自分らしい人生を歩んでみてはいかがでしょうか。