好きなことを仕事にしたい。自分らしく働きたい。やりたいように稼ぎたい。そんな風に考えて、自分探しを続けている人はたくさんいます。

しかし、積極的に自分探しをしているつもりでも、すでに世の中の棚に並んでいるものから選んでばかりいては、いつのまにか大切な本当の自分を見失ってしまう可能性だってあります。すでにある選択肢から選んでいるだけでは、大切なことに気づけません。

やりたいことはすでに自分の中にある

do-what-you-love-and-love-what-you-do (2)

「やりたいこと」や「なりたいもの」というのは、私たちが考えているよりもっと単純です。絵が好き。本が好き。食べ物が好き。こういう純粋な「好き」は、ここではないどこかではなく、すでにあなたの中にあるもの。

あきらめずに探し続けることが大切です。自分が何をやりたくて、何をやりたくないのか。大人になってしまった私たちは、もっと自分と向き合わなければいけません。

これはすでに始まっているあなたの物語。探求心を忘れなければ、きっとうまくいくでしょう。

まずは目の前の仕事を好きになろう

do-what-you-love-and-love-what-you-do (3)

もし自分のやりたいことが分からない、という場合でも、いま自分が取り組んでいることをもっと積極的に好きになる必要があります。目の前の仕事に一生懸命に取り組んでいると、いつのまにか得意分野や苦手なところが分かってきます。自分の得意分野がハッキリと自覚できるようになれれば、明確な基準を自分の中に持てるようになり、苦手な分野は人に任せられるようになるものです。

自分の「好き」を仕事にする前に、まずは目の前の仕事を好きになることが大切です。

自分の人生を自分以外に偶然に任せるのはもう終わりにしましょう。

好きこそものの上手なれ

do-what-you-love-and-love-what-you-do (4)

何にも興味が持てない、という状態はけっこう疲れます。これは勉強でも仕事でも同じこと。何をやってもつまらなくて、退屈に感じてばかりいると、いつのまにか現実の世界から距離を置いてしまうようになってしまいます。興味があるから、わたしたちはがんばれます。例えば、学生時代に美術が嫌い男子も、たまたま通りがかったイベントでかっこいいペイントアートを見かけて、興味本位で調べていくうちに、教科書が教えてくれる以上にデザインアートに詳しくなったりするものです。

好きこそ物の上手なれ。自分のやりたいことをもっと突き詰めましょう。全力で楽しむのです。

自分のやりたいことを仕事にしている人は元気があります。いつも楽しそうで、たとえ失敗してもそれをバネに成長します。「自分の好き」にとことん取り組み、熱意と興味を持ち続けることでさらに得意になっていく。そんなプラスのサイクルは目の前のことに一生懸命取り組むことで作れるのだと思います。