他人の欠点はすぐに目に入るもの。正しさを求めるほど他人へのダメ出しは増えるもの。減点主義は自分のルールを他人に当てはめる時に現れるといえるでしょう。どんな主義にもメリットもありますが、それが極端な時にはバランス調整が必要。
今回の記事では極端な減点主義にならないための考え方を紹介します。
01.
そもそも人の良さが分かるには時間がかかる
少しだけ自分を振り返って欲しいのです。誰だって「人を尊敬する」という経験があります。それはどのくらいの時間がかかったでしょうか。かなり長い付き合いのうえで納得した感覚ではないでしょうか。
そう、人の魅力はすぐには分からないのが普通のこと。
これからは他人の印象を決める際にもう少しだけ時間をかけてみませんか。気づかなかった人の良さが目に入るようになります。そして口に出してほめることでそれがあなたの好感にもつながります。
02.
生きづらさの原因は自分にもある
目にしたものを口にするのは自然なことですが、人と会うたびに辛口コメントばかりではバランスが良くありません。そして人のネガティブな印象は自分の頭に強く残ります。
このままでは誰かと会う度にネガティブな印象ばかりが自分の頭に残ってしまい、いつのまにか自分の周りが生きづらい世界になってしまいます。
そんなコミュニケーションスタイルは自分のためになりません。
批判を口にするのは簡単なもの。反対に自然に人の魅力に気付けたら周りの世界も違って見えます。
人はのツッコミ癖を持っているといつのまにか「判断する側」になります。レッテルばかり張っていると嫌なヤツと呼ばれ、それこそ本望ではありません。
03.
バランスをとる
すぐに人を決めつける癖が生きづらさの原因だとしたら、加点主義という発想を持ちましょう。
長所は短所の裏返し。短所は長所です。
人の印象は自分が決めるものですが、そこには正と負の側面があることを思い出してください。
大切なのは白黒ハッキリつけることではなくバランスなのです。
私たちは評論家ではない
減点主義から生まれる想像力はかなりのものです。一度気になるとずっと気になるのです。
試しに逆の発想をしてみませんか。人の魅力を見つけようとすればいくらでも出来ます。人の嫌なところが1つ見えたら、2つ魅力を考えましょう。
正しくありたいと思う人なら必ず正しいバランスが見えてきます。自らの減点主義で苦しむ必要なんてありません。