ネガティブになってはいけない、常に明るく振舞っていなければならない、という信念を持っている人がいます。今までに苦労して身に着けた処世術なのでしょうが、1つのルールだけで自分を縛っているといずれバランスを崩してどこかに支障をきたすかもしれません。
見方を変えれば味方が増えるというもの。ネガティブになることや落ち込むことにも大切なメリットがあるのです。
山あり谷ありが普通に人間らしい
あまりに精神的に落ち込んでいる時にはせめて人間らしくありたい、なんて思うもの。しかし極端な話、常にテンションが上がり続ける人がいるならそれはすこし変だと思いませんか。
落ち込むことはごく自然で当たり前で普通なこと。これだけは忘れてはいけません。
落ち込むから気分も上がってくる
ネガティブなときに無理やり明るく振舞っているとかなり疲れるもの。しかし、落ち込んでいるときには休息が必要です。
上がり下がりだけの話をすると、落ち込んでいるから気持ちも上がるのです。感情を無理やり変えようとするのではなく、そっとして一休みすることも大切ではないでしょうか。
ネガティブは自分をポジティブに守ってくれる
少し見方を変えてみると感情は自分を守ってくれている、とも言えます。仕事に失敗して自分が信じられなくなっている時、警戒心が強くなって繊細になっている時は、気が緩んで何か事故をする前に心が警戒してくれるのです。
一番やってはいけないのは自分のことを感情的に決めつけることです。僕は根がネガティブなんです、私は明るくなれないんです、と決め付けることは自分を守ってはくれません。