仕事で性格が作られてしまったのか、自分で自分の首を絞めるような生き方をしている人がいます。どこか自分が間違っているんじゃないかと悩んでしまい、何をやっても苦しいとき。あらゆるものに対して公正さを求めるほど自分にも厳しくなってしまう。
ですが、自分を責めすぎる必要はありません。ここに手の抜き方があります。
すべてを自分がやらなくてはいけないわけではありません
出口のないトンネルはありません。仕事が出来る人は何でも自分一人で片付けてしまいがち。休日には休んでもいいのだけれど働いてしまう。いくら自信が無くて自己評価が低くても、新しい仕事やトラブルがあなたに集中する傾向にあるのは、あなたの能力が高いからなのです。
お仕事に真面目に取り組む姿勢はとても素晴らしいのですが、自分だけが消耗するようなスタイルは損ばかり招いてしまいます。真面目な人が損をするような仕組みからは抜け出すべき。
もっと周りに頼ることを覚えましょう。すべてのことを自分がやらなくてはいけないわけではありません。決してあなたは1人で生きているわけではないのだから。自分が最後の扉だと思う必要なんて無いのです。
上手くいかなかったときの逃げ道を用意しておく
仕事でも何でもそうですが、何かしら問題の解決にあたる時には、自分だけが損をするような方向に進めるべきではありません。全力を出して目の前のことに取り組む姿勢は素晴らしいのですが、上手くいかなかったときのことを考えて代替案など逃げ道を用意しておきましょう。
正しさや公正さよりも自己防衛のバランスを求めましょう。自分に厳しくするばかりがすべてでは無いのです。
自分を決して勝てない状況にはおいてはいけません。努力は報われるべきもの。救いが無い世界から抜けだす方法はやはり自分を大切にすることです。
報われるためにも心の余裕を持つ
物事をこなすばかりではなく、幸せを受け入れる姿勢を作ることが大事。そうすればいつも損ばかりしてしまう立場から自分を変えられます。
報われるためにはそれを受け入れる余裕が必要です。自分が勝利の分け前をきちんと得られるように事を進めるのです。
いつも誰かがあなたの幸せのお膳立てをしてくれるわけではありません。あなたに幸せを運んでくるのは、あなたなのです。明けない夜はありません。
自分で自分の首をしめないように
長い目で見てみると、生きていくことは色々なことを処理していくことなのかもしれません。どんな状況でも、どこかしらに自分が選択できる要素が必ずあるはずです。
ただ1つ確実に言えることは、我々は次から次へと悪いトラブルが起きる世界に住んでいるのではありません。
止まない雨はありません。自分で自分の首をしめないように。
そうでないと、車輪のしたじきになるからね。
– ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』