うまく頭の整理ができなくて、気持ちがもやもやする状態が続いてお困りではありませんか?

私たちは日々ストレスを感じたり、悩みを抱えたりするものですが、どんなにストレスを受けていても大丈夫なたくましい人もいますし、いつも困り顔でなにかに苛まれている人もいます。

きっかけはどんなに小さな悩みだとしても、いつも気持ちがもやもやしているのは避けたいものです。そういうときには一体どうすべきなのでしょうか。

そこで今回は正しく悩む方法の1つとして有名な「お悩みタイムテクニック」をご紹介します。

その他いろいろなストレス対処法について学びたいならこちらもどうぞ。

誰にでも気持ちがもやもやするときはある

ストレス耐性のある人は、自分にストレスがかかるたびに上手に処理して気持ちを軽くしているものです。

もちろん対照的にストレスの処理が遅い人もいます。自分を守るのが得意ではない彼らは外部から受けた圧をその場で処理できずにそのままストレスとしてを家に持ち帰ってしまうのです。

このようにストレスを真面目に受け止めすぎると、頭の中で勝手に問題が大きく広がってしまい、問題の解決策が見つからないままもやもやした気分になってしまいます。

気持ちがもやもやすることが多い人は、ストレスを処理する方法や正しく悩む方法を知らないことが原因の1つかもしれません。

お悩みタイムテクニックとは?

お悩みタイムテクニック

お悩みタイムテクニックとは、あらかじめ時間と場所を決めておいてその期間だけ悩むという方法です。

その限られた時間だけはどれだけもやもや、くよくよしても問題ありません。

ただし、日常生活でモヤモヤすることが出てきたとしても、その時に悩んではいけません。必ずお悩みタイムまで延期します。

これはとてもシンプルで効果的なテクニックです。なぜかというとすぐに悩む癖を止められるからでしょう。

お悩みタイムテクニックのメリットや効果

もやもやした気持ちが消えていく

「お悩みタイムテクニック」を実践すると、いつものもやもやした気持ちは徐々に薄くなってそのうちに消えていきます。

私たちがもやもやした気持ちを抱えているのは、解決されていない悩みごとが頭のなかに残っているからです。「お悩みタイムテクニック」によって、これらと向き合う時間が少なくなり、ひとつずつ解決していくことができるので、かなり気持ちがスッキリするでしょう。

同じ時間を過ごすなら、もやもやした気持ちではなくスッキリ爽快な気分で時間が過ごせるようになるとよいですね。

頭の整理が上手になる

「お悩みタイムテクニック」を実践すると、限られた時間のなかでものごとを考え抜く練習ができるので、頭の整理が上手になります。

「お悩みタイムテクニック」の効果を最大限に得るためには、継続することが大切です。

これは数回試しただけでは、すぐに効果が得られないかもしれませんが、毎日続けていれば始めて1か月後にはずいぶんと世界は違って見えるでしょう。

この「お悩みタイムテクニック」は仕事にも応用が利きます。仕事で使う問題解決思考と合わせて学びたいなら、こちらの記事をどうぞ。

ストレス耐性が身につく

「お悩みタイムテクニック」を習慣化していると、高いストレス耐性が身についてきます。

心配性な人は物事を軽く流せませんが、悩みを延期出来るようになれば軽く流せるようになります。そうすることで徐々に心配事が減っていく効果が期待できます。

ストレス耐性とはレジリエンスとも呼ばれています。これは日本語でしなやかさとも訳されていてぜひとも身につけたいところです。

お悩みタイムテクニックのやり方

Step1. お悩みタイムを設定する

まず自分のお悩みタイムの時間と場所を決めます。最初は1日30分以内がよいでしょう。

設定する時間は自分にしっくりくることが大事なので、自由に設定して問題ありません。1週間に1時間でも十分です。

ですが、もし長時間の「お悩みタイム」が欲しい場合には、自分からもやもやした気持ちが欲しい望んでいるようなものなので止めておきましょう。

Step2. 悩みに気づいたら脇に置く

次は日常生活で行うことです。日常生活の中で不安や悩みに気づいたらいったん脇に置いてください。

これをいきなり頭の中で実践できるようになるのは難易度が高いので、スマホやノートにメモしておく方法がやりやすいでしょう。不思議なことにこれだけでもかなり悩みと距離を取れるようになります。

Step3. 普段通りに過ごす

悩みを延期したらいつも通りに過ごします。これが最も重要なことです。すぐに気分を切り替えられない人は、深呼吸やストレッチをしたり、歯磨きなどを行うのがよいでしょう。

いつも通りに過ごす時間が増えれば増えるほど、悩みに奪われていた時間が元に戻ってきたことに驚きます。

Step4. お悩みタイムに取り組む

お悩みタイムの開始です。ただし限られた時間と場所の中で書き留めた悩みと取り組みましょう。この時だけはいくらネガティブになっても構いません。

特におすすめな時間帯は太陽が昇る早朝の時間。就寝前の夜に悩み出すと、嫌な気分で寝られないかもしれません。

まとめ

お悩みタイムテクニックを、日常の気持ちを軽くするには適切な方法です。

継続的に実践していけば、気持ちがもやもやするときは減っていくでしょう。

もちろんすべてを解決することができるわけではありませんが、普段の気持ちが軽やかであれば、それだけハッピーな気分を感じられますし、ストレスの対応能力も上がるはずです。

ここは論より証拠と思ってぜひ試してみてはいかがでしょうか。