仕事には真面目には取り組むし、言われたことにもすぐ手をつける真面目な社員。そんな人はとても貴重な存在。彼らが会社という組織の中の歯車を動かす原動力であることは誰も否定出来ません。
だけど、手を動かすのは早いけれど上司とのコミュニケーションがうまくいかない人がいます。
それはちょっとした言い方の問題が原因なのかもしれません。
仕事は評価されてナンボのところがある
社内報告なのにやたらパワーがかかる…この人は上司なのになぜ邪魔ばかりするんだろう…ホント仕事に集中させてほしい…
自分としてはやるべき仕事をやって上司に報告をしているだけなのに、話を聞いてくれなかったり、すかされたり、挙句のはてに感覚論でケチつけられたら、どう改善したらいいのかも分からない。そんな状態では自分に反省を促しても答えがない。このままでは疲れ果ててしまいます。
相手に情報をちゃんと受け取ってもらうためには適切な方法で相手に伝えなければいけません。
今回は、そんな上司への報告に焦点を当てて伝え方についてご紹介します。
01.
伝えるためのベストなタイミングがある
大事なことを伝えるためにはベストなタイミングや環境があります。早ければ良いという問題ではありません。
自分だけで完結する業務は集中して進められますが、上司への報告は重要なコミュニケーション業務です。社内では社印がお客様です。過去の失敗は社内営業を軽んじたことに起因しているのかもしれません。
重要なことを伝えるためには重要なように伝えましょう。
改めますと、報告というのは内容はもちろん重要ですが、相手にどう印象を残すかが重要なのです。
02.
伝えるためのベストな環境がある
次に環境を考慮しましょう。
メールでの報告が適しているのか、それとも対面か。立ち話でサラッと報告すべきことか会議体か。環境について検討することはムダではありません。
相手が情報を受け取りやすい環境を用意してあげましょう。
03.
伝えるためのベストな言い方がある
最後に言い方をきちんとしましょう。礼を失っては失礼というものです。
パソコンに向かって詳細な資料を書き起こすことも大切な仕事ですが、プロフェッショナルな言い方を選ぶことも大事な仕事なんです。
人の話を落ち着いて聞けない上司にはシンプルな言葉を選ぶ。詳細を確認する上司なら、詳細エビデンスを別途用意する。適切な方法を選べば、かならずや情報をちゃんと受け取ってもらえることでしょう。
相手に伝わったことがコミュニケーションの成果
自分一人でどんなに素晴らしい成果を残したとしても、伝わらなければ意味が半減します。コミュニケーションの世界では相手に伝わったことが成果なのです。
なにより自分でしている仕事を上司に適切に報告できるようになると仕事全体の歯車がうまく噛み合ってきます。それはまさにチームワークが働いている状態。
そう、仕事は一人だけでするものでは無いのです。少しずつでも言い方の問題を工夫して、更なる成長の道を進んでいきましょう。