会社という組織に属しているのであれば誰もが誰かの部下でしょう。上司から振り回される関係よりもWin-Winな関係が望ましく、適切なコミュニケーションで成果につなげたいとかんがえるもの。そして時にはプレーヤーとして成果を出すためには上司をうまく活用することも必要となってきます。
今回は仕事を効率よく進めるために上司を巻き込む方法をご紹介します。
01.
上司は争う相手ではない
中小企業の管理職のほとんどはプレイングマネージャー。一部の例外を除いて部下のマネジメントに専念できる管理職は限られています。上司は部下に成果を求めるものですが、自分のために時間を取ってくれないからといって文句ばかりぶつけていては健全な態度ではありません。
上司は戦う相手ではないのです。彼らに仕事の文句をぶつけたり公正さを求めるのは止めましょう。
変えるべきは仕組みであり、解決すべきは仕事上の問題です。仕事のために仲良くやるのも部下としての配慮ではないでしょうか。
02.
上司を巻き込む目的を明確にする
議論をする際、細かい話で折り合わない時は大きな論点で話し合いましょう。”上司と自分の共通の目的は何でしょうか””避けたい最悪の事態はどんなケースでしょうか”
上司を巻き込む目的は仕事の成果を確実に出すためだと思います。
相手は自分と全く同じように考えてはくれません。むしろ違う視点から判断してくれるからこそ良いのです。だからこそ、同じ方向に向いている必要があるといえるでしょう。
03.
あなたが必要だと言葉にして伝える
廊下をすれ違ったときにいきなり事前情報もなく判断を求められては、親身になって対応できる人は少ないものでしょう。それなりの意思決定が欲しいときには、それなりに場を整える必要があります。
少し恥ずかしさを脇において”上司であるあなたの意見が必要なんです”と真っ向からお願いましょう。かわいげのある部下には優しくしたくなるものではないでしょうか。
04.
判断してもらうために判断要素を整理する
判断してください、とはなかなか直接言いずらいもの。いくつかある案のうちどれが良いですか?という相談はよくあるケース。だけど、上司がすべての背景情報を把握しているわけではありません。
そのためには選ぶ指標を提示するのです。
よくあるパターンが松竹梅メニュー。3点から1つを選んでもらうスキームの中で、A案はこれが良い、B案はこれが良い、C案はこれが良い、これらのうちのどれが良いですか?という聞き方です。
05.
細かい言葉の正誤にこだわらない
彼らはすべてを知り尽くしているわけではありません。細かい言葉の正しさにこだわるのは避けましょう。
完璧な準備をしたいあなたは上司に完璧を求めているのかもしれません。
06.
成果はすぐにレスポンスする
大きな案件の受注や障害対応など上司のおかげで仕事の成果が出た場合に真っ先に報告すべきはその上司です。気軽に話せるいつもの同僚ではありません。
部下のために上司もパワーを使っているのです。感謝されて嬉しくない管理職なんていないと思います。
チームの中で上司とはうまく活用し活用されて仕事を進めていくのが良いと思います。