20代の読者のみなさんへ。自分なりに一生懸命頑張っていても、思ったように仕事が覚えられなくてお困りではありませんか?

社会人となり会社に入ったばかりの20代の頃は、目の前の仕事や新しい生活に一生懸命の手探り状態で何をどうしたらいいのか分からないもの。仕事がすぐに覚えられないためミスしてしまったときには、落ち込むことだってあるでしょう。

ひとりで悩んでふさぎ込んでいるよりも、仕事で成長するためにどうしたらいいのか考える方が建設的です。

そこで今回は20代読者の皆さんに向けて「仕事がすぐに覚えられない問題」を解決する仕事習慣リストをご紹介します。

20代のうちに身につけるべき仕事習慣リスト

20代のうちに身につけるべき仕事習慣をご紹介します。仕事習慣にもさまざまなものがありますが、基本的なものをリストアップしましたのでぜひ最後までご覧ください。

01.整理してメモを取る

メモ

まず仕事に関しては、積極的にメモを取りましょう。

スマホやポストイットがあれば簡単に記録を残せますが、反対に気軽に見返すことが無くなってきています。見返すことのないメモは記憶には残りません。これが仕事を覚えられない理由の1つです。

振り返る数だけ記憶は定着します。

仕事が覚えられないのなら面倒くさがらずにきちんと整理してノートにメモを書くことがポイントです。今は時間がかかっても問題ありません。業務をこなすことだけが仕事ではありません。

物事を「わかる」という言葉の語源は「分ける」ことであり、カテゴリ分けした情報を関連付けをしていくことは、学習や仕事の基本でもあります。

また、他にもアイデアを下書きする方法もよいでしょう。頭の中のイメージを書き出すことで客観的に考える訓練にもなります。

02.本を読む

自己投資と思って本を読みましょう。ビジネス書に限らず読書習慣を持つことは必ず仕事の役に立ちます。

新卒の頃に張り切っていた20代の社員も数年経つとたいていの人が勉強をやめてしまいます。社会人の生活サイクルでは、勉強の時間を確保すること自体が難しいからでしょう。

ですが、継続した読書習慣がある人と無い人とでは、数年後にかなり差をついてきます。そういう意味では、読書はコスパが高い自己投資ともいえます。

本を読むことにはここにあげる以外にもさまざまなメリットがあります。

  • 読解力が高まる
  • 知識が増える
  • 脳が活性化する
  • 視野が広がる
  • 柔軟性が増す
  • ストレスが解消される
  • 文章力が上達する
  • 想像力が豊かになる
  • コミュニケーション能力が高まる

さらに読書習慣を効果的にするためにおすすめなのが、読んだ本の内容から毎日の生活や仕事に役立ちそうなことをメモして残しておくことです。こうすることで読みっぱなしにならず、なにかひとつでもインスピレーションを得やすいと思います。

03.きちんと約束を守る

時間

ビジネスシーンで使われる「コミットメント」というキーワードをご存知でしょうか。これは約束や公約を意味します。

日本では当時の日産をV字回復させたカルロス・ゴーン氏によるコミットメント経営が話題になりました。

当たり前のように聞こえますが、きちんと約束を守ることが大切です。

具体的には自分との約束を守ることから始めるとよいと思います。

有言実行。自分で決めて自分で実行する、という基本的なやり方は仕事だけでなく生きていく上で必ず役に立ちます。

04.先輩からのアドバイスを素直に聞く

仕事

先輩からもらったアドバイスは素直に受け取りましょう。

年次を重ねるほどに、周りからいろいろ言われなくなるものです。つまり、人からアドバイスをもらえる機会は年齢を重ねるたびに徐々に減ってくるのです。

たとえ高圧的になにか言われたとしても、嫌味な箇所は聞き流したり余計な部分を排除すれば、自分の成長に役立るような本質的な捉え方はできるものです。

20代の頃は勉強する方法すらも学ぶ時期ともいえます。先輩からの言葉には耳が痛いものがあるかもしれませんが、それは本当に貴重なものです。叱られることも財産だと思って、前向きにとりくみましょう。

自分が分からないことを素直に質問できることもスキルのひとつです。このスキルが伸ばせるのも20代の特権だと思います。

05.自分の頭で考える

考える

今やどのビジネス書を読んでも「自分の頭で考える」ことの重要性が提唱されています。それほどまでに考えることには価値があり、得るものが大きいのです。

巨大企業IBMが「THINK」というスローガンを掲げていることをご存知でしょうか。これはIBMの礎を創ったトーマス・J・ワトソンという人物のこんな言葉に由来します。

開闢以来、考えることはあらゆる前進を生み出す源だった。”考えていませんでした”というのでは、世界に何百万ドルもの損失を与えてしまうことになる。

1914年、ワトソンはこのモットーを携えて、Computing Tabulating Recording Corporation (CTR) の社長となり、同社は後にIBMとなりました。彼は工場の作業員や事務員に至るまで、全ての IBM 社員が自律的に自ら考えて仕事をするスタイルを奨励しました。やがてIBM はエクセレントカンパニーと称される会社へと成長しました。その源が「THINK」なのです。

ワトソンの言う通り、社員がそれぞれ考えて行動しなければ会社の損失につながります。自分の頭で考えることは、私たちが成長するうえで不可欠であり、会社が成功するための必須事項なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

20代のときにいろいろと試行錯誤することは貴重な経験です。いまはすぐに仕事が覚えられなくても、仕事人生は始まったばかりなのですから、長い目で見て焦らず落ち着いていきましょう。いつでも挽回は可能です。

自分を信じてがんばっていきましょう。